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〜2003年3月20、21日/三重県御在所岳、藤原岳〜
一日目続き
ラーメンで暖まりながらも、心は下山路の心配。アイゼン付けろうやアイゼン。
急でも段々があって、下まで滑落しないような道だといいなあ、などと一人考えている。
下山ルートは「裏道ルート」といわれる笹の中の道で、最初から中盤まではけっこう
勾配が急だと聞いているのだ。
外は相変わらず細かい雪が降り続いている。休憩舎の中で改めてカッパをきちっと着込み、
下山開始。野良か放し飼いかわからない犬が食べ物欲しさについてくる。
こういうとき4本足はいいな、滑らなくて。
国見峠から下り始めると、急斜面ではなく自然の段差があり、滑っても即滑落という
ことにはならなさそうで少しホッとしたが、それでもけっこう雪の量が多いので
下り難いことには間違いない。
「アイゼン着けましょうか。」となべちゃん。やー、待ってました。
ザックからアイゼンを取り出して山靴に装着する。あ〜ぴょんは今までアイゼンを付けた
経験は、平家平の下りでちょびっとの距離だけ。
そのときとは靴が変わっているので一応サイズ調整だけはしてきたが、なんか雪の上だと
付け難い。なんとか装着できたが、つま先の幅が広いので前でクロスしているバンドが
ちょっと小さくて、歩いていると外れそうだ。
以前履いていた山靴にはガチッとはまったのだが、今履いている靴はオールレザーで
先が広くて丸く、伸縮性のないバンドだと止まりが弱いのだ。つま先が広すぎるんじゃあ。
まあ、とりあえず歩いてみた。ザクッ、ザクッと爪が雪に食い込み、スノープレートが
雪を止める。スリップの心配はなくなったが、やっぱり前のバンドが横にずれ、外れてしまった。
「あ、だめだこりゃ。」
左足のほうはなぜかちゃんと止まっていて外れる様子はないのだが、右足はダメ。
重心の持っていき方が違うのだろか。
注意していても、地面の状態は様々なので、いつも安定した下り方ができるわけではない。
危ないので外したほうがマシかもしれないが、試しに靴の紐でバンドをぐいっと引っ張って
固定して歩いてみた。なんとか大丈夫のようだ。
ゆっくりしたペースで、こけないように細心の注意を払う。途中、軽くバランスを崩して
前につんのめり、雪が木の枝と地面の間に浮いていた部分に手を突っ込んでしまったりしたが、
どうにかこうにかアイゼンを外せるところまで下りることができた。
その頃には雪も上がっていた。
しだいに笹道から雑木の疎林へと変わり、尾根を大きく回りこんで沢を右手に見るようになると、
谷を挟んで右手の頭上に険しい岩壁が見えた。藤内壁というそうだ。
しみ出した水が真っ白に凍り付き、なかなか迫力のある景観にため息する。
夏場はロッククライミングも盛んに行われているらしい。なるほど、あの岩もこの岩も、
クライマーがよだれを垂らしそうな(?)姿かたちをしている。
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険しい岩肌に凍った水が滝のように見える。
ちゅうか、普段は滝なのだろうか?
雨が降ったときだけ流れるのかも。 |
沢を渡ってさらに下ると、山小屋があって、そばにはクライミングの練習用の岩があった。
さらに30分ほど下ると湯ノ山温泉郷に着き、また車道を通って駐車場に戻った。
その日は湯ノ山温泉郷から少し手前に戻ったところにある、「ペンション フルール」さんに
宿泊。洋風の白い外観がすてき。
玄関を開けると2匹のワンちゃんが飛び出してきた。ミニチュア・シュナウザーだ。
おじいさんのような顔と、四角張った体型が好きな犬種だけど、触ったことがなかったので
あ〜ぴょんはとても嬉しかった。
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ペンション{フルール」さんの外観。
(これは翌朝撮った画像。) |
広い、宴会場のような畳の部屋に通されて、荷物も広げ放題、布団もゆったり敷けそうだ。
おまけにリビングル−ムにはパソコンがあって、CATV回線のインターネットも自由に
使わせていただけると聞き、さっそく「あ〜ぴょんの掲示板」に飛んで書き込みする。
お風呂に入ったあとも、夕食までの時間にリビングでシュナウザーの2匹と遊んだ。
1匹は雄の「シュウくん」、もう1匹はまだ子供っぽい雌の「プリンちゃん」
シュウくんはミニチュア・シュナウザーらしい風格があるが、プリンちゃんの方は
毛を延ばしたまんまなので一見するとシュナウザーに見えない。
シュウくんのお嫁さんとしてここに来たらしいけど、まだ子供なので相性はわからないそうだ。
シュウくんも人懐こいが、お行儀がよい。
プリンちゃんはほんとにやんちゃで、おもちゃのふわふわボールを咥えさせると興奮して
頭を激しく左右に振る。シュウくんは投げたボールを追いかけるほうが面白いようだ。
夕食に呼ばれて食堂に行くと、今日は他に家族で来られた方々が泊まっていて、
すでに鍋料理を楽しんでおられた。私たちはコース料理。サラダもメインのお肉も、
サケのマリネ(?カルパッチョ?)も、すべて美味しかった。
晩は雑談もそこそこに床に着いたが、昼間踏ん張って登り下りしたせいか
ちょっと腰が疲れていて仰向けに寝ると痛い。
明日の藤原岳も3時間以上かかりそうなので、シップを貼って寝ることにした。
翌日の藤原岳へ
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