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九州北部の山登りツアー 2003年3月21日:英彦山登山 その2 〜

北岳から中岳までは快適な尾根道で約15分、あっという間に着いた。
中岳は北岳よりずっと広く、立派な社もあって、登山客の数も多かった。
たぶん「表参道」というべき別ルートから登ってくる人のほうが
多いのではないかと思われる。

中岳が英彦山山頂的なピークのようで、山名表示があり、
記念の写真を撮る人の順番が絶えない。


英彦山山頂(中岳)1,190m

トイレを探すと、手書きの小さな矢印があったので行ってみた。
山頂の隅っこの方に古ぼけた戸板が1枚立てられ、その向こうは何もない感じが…。

げっ、これはもしや、、と思いながら戸板の裏に回ると、やっぱり〜〜〜。

戸板の向こうは吹きっさらしで、崖の際に四角く穴を開けた1畳足らずの
板が敷かれているだけの、これぞまさしく「簡易トイレ」だった。
立てられている戸板は扉ではなく単なる衝立なので、人が来たら
先客がいるのがわかんない。声をかけてくれたらいいんだけど…。
手袋でも引っかけとこうかとうろうろしていたら、ちょうど女性がやってきたので、

 「すみません、先入りますので人が来ないように見といて下さい。」

などとずうずうしくもお願いして衝立の向こうへ・・・。
床の下はまったくの自然の岩場で、落し物ごめんなさい状態。
スースーすることこの上ない。
でも考えてみると囲いがあるところに溜めるよりも早く風化?分解?するだろうか。

中岳から南岳までは分岐からほんの5分、行ってみると展望やぐらが立っていて、
あたりの山々や町並みを遠望できるが、なにぶんこの辺の山にも地名にも
不案内なので、どこがどこやら・・・。

南岳の展望やぐらに登ると、
すぐそこに中岳の
の屋根が見える。

下山は分岐から、表参道、、と実際呼んでいるのかどうかは知らないが、
高住神社からのコースに比べて圧倒的に人の多いメイン道を下りて駐車場に戻る。

地面は赤紫色が混じる変わった土質で、途中、笹の中に立ち枯れ木も目立った。

ササの中に立ち枯れ木。
ある一部分だけ枯れた場所もあり、
山火事があったのかな?と
話しながら下山。
真相はわからない。

やがて英彦山神社の裏手に出て、そこからは長い長い参道の階段をひたすら下りる。

英彦山神社。りっぱです。

ゆる〜い石段をどこまでもどこまでも下りるのは、けっこう嫌気がさしてくる。
やっと下りきると、両側に土産物屋さんが立ち並び、観光地そのもの。
お店の人が、いかがですかと声をかけてくる。
思わず土鈴の先にわらをつけて束ねた土産物を買ってしまったが、
なんという名前だったか、すぐに忘れてしまった。

今回の九州北部の山ツアーは参加人数9人、今治から中型バスに乗っての
ゆったりツアーとなった。
第一日目は武雄温泉のペンションに宿泊する。

英彦山を出発し、午後6時過ぎにペンションに着いて、部屋に荷物を下ろし、
露天風呂付きの温泉に入ってひと心地してから夕食のテーブルに着いた。

次々と運ばれてくる料理、いつもなら嬉しいはずが、なんだか普段通りの食欲が湧いてこない。
やっぱり今日は相当疲れているようだ。水を1リットルぐらい飲めば
落ち着きそうな気もしたが、そうもいかず出される料理にちょっとずつ箸をつける。

すでに並んでいる品だけでもめいいっぱいなのに、大きなポットパイが出てきて、
思わずのけぞってしまった。
スプーンでパイをバリバリとポットの中に落として、中のあっついシチューと一緒に食べると、
ん〜、美味い!

今回、というかよく山をご一緒する松山のいKちゃんは、
宿泊先で出されるメニューをいつも書きとめているのだそうだ。
今回もテーブルの下でごそごそ書いている様子。
そして後日、とっても素敵なイラストをメールで送ってきてくれた。
めっちゃかわいいタッチのメニューだったので、ご本人承諾の元にここでご紹介。


作画:いKちゃん

武雄という所は豚も高い評価を受けているそうで、
ポットパイの後に豚肉のパン粉焼きまで出てきてあ〜ぴょんはもう限界、
口に入れてものどの奥に引っかかって飲み込むのがつらい。
それでも残したくない一心で3切れ食べたところでギブアップ。

お食事中も私たちのお世話をしてくれながらアウトドア談義に
付き合ってくれていたペンションのご主人に、

 「いっぱい残してすみません。」

と謝ってお箸を置いた。ああ、なんだかナサケナイ・・・。
しかし、デザートのアイスは美味しくいただいた。こういうのを「別腹」っちゅうのか…。
いKちゃんは、食べきれなかった豚肉のパン粉焼きをホイルに包んでもらっていた。

晩方から雨が降り出し、明日の多良岳〜経ヶ岳縦走が心配されたが
予報によるとお昼前には回復しそうな感じ。
連チャンの中日でカッパや登山靴が濡れるのはつらいものがあるから、
なんとかザンザン降りの山行にならないよう祈りながら、
あ〜ぴょんは誰よりも早く布団にもぐりこんだのだった。

一日目終了〜

二日目、多良岳へ

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