| たんねある記
2000/11/22 HOMEへ
〜11月22日/再び程野の滝(権現の滝、大樽の滝編)〜
今日も程野の滝、である。
権現の滝と大樽の滝を見に。
その2滝が今日の目的だから、西滝の駐車場から登る(そう、登るのである。)ことにする。
昨日と同じ東滝の駐車場から滝の上部の崖づたいに行くのも面白いかな、
なんて考えたけれど、それでは目的の滝に行き付く前に日が暮れてしまいそうだ。
なんせ、きれいな場所を見付けるたびにデジカメ出して、イオスを出して、三脚も使うから
時間ばっかりどんどん過ぎてゆく。
そんな寄り道をしないように、最短距離で2滝に行けるルートを取る。
西滝の駐車場は車道の途中で左折して、行き詰めにある。
香川ナンバーの車が1台止まっていた。
どういう向きに車を止めようかなと、ちまちまと車を前後に動かしていると、
一番近い家からおんちゃんが出てきてなにやら大声で叫んでいる。
張り出しているここへ止めたら危ないのかな?ん?いや、なんか戻って来いとか言ってる…。
「おおーい、おじいよ〜!もんてこんかよ〜」
なんだ、わたしに言ってるんじゃないのか。おんちゃんはなおも2、3度叫んだあと、
「びっくりしたろ」
と親しげに近寄ってきた。
「おじいがじきに外へ出て行っておらんなるきに」
おじいって、来るとき見かけた体格のイイじいさんのことかな。
身支度をしながら、おんちゃんと世間話をした。
わたしが須崎からだというと、若いとき仕事でよう行った、葉山まで行ったもんじゃ、とか
そればあ、足元を固めちょったら間違いないのう、とか。
高知のおんちゃんおばちゃんはただしゃべるだけで面白い。
そうこうしているうちに、おじいがもんて(帰って)きた。やっぱり途中ですれ違ったじいちゃんだ。
おんちゃんはおじいと一緒に家に帰り、わたしも遊歩道へと歩き出した。
道はすぐに竹林の中のつづら折れとなって、きつい。
わかっていたからゆっくりモードで登る。すぐに西滝の下の渓流にさしかかる。
なんか、「滝つぼへ(下段)→」という手書きの表示があり、ゴロゴロの岩場にルートがあった。
ちょっと行ってみたが、水にはまらないと滝つぼも滝も見えないみたいなので引き返した。
しばらく行くと今度は左手に「←西滝全様 カメラでどうぞ」という、これまた手書きの表示。
しっかりした土道を下ればよいようなので、これは行ってみる。
おおお!昨日は直下でほんの一部しか見えなかったが、これはすごい!
ここから先の分岐を右に登った所にある西滝展望所よりいいかもしれない。
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| 西滝。カメラでどうぞの場所から。 |
やっぱり今日も思わぬところで時間をくってしまったが、これはし方がない。
でも、西滝展望所は、とばすことにした。
カメラでどうぞの場所から20分ぐらいで権現の滝に到着。
う〜ん、写真で見たとおりの姿だ。
崖から落ちる水が、がっしりした岩肌のひだに沿って伝い落ちていく。勇ましい滝だ。
聳え立つ岩壁を仰ぎ見る感じがなんとも…。
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権現の滝 |
滝から先はまた断崖になっていて、落ちているようだが、
樹木が茂っているので下部は向かいの国道からは見えないかもしれない。
渡渉して、大樽の滝へ向かう。ここから先は道が狭いらしいけど…、と思っていたら、
ちゃんと注意を促す立て札があった。
狭いということは片側が切れ落ちているか、斜面になっているわけだから、気を締めて。
権現の滝から約20分(多少のアップダウンあり)行くと、
遊歩道の途中から左下に「大樽の滝」の矢印が。
雑木の中の斜面を降りて行かなければいけないようだ。
赤いテープをたどると渓流に出て、奥にきれいな滝壷のある大樽の滝があった。
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大樽の滝。
静かな流れの滝壷が
他の3滝とは印象を異にする。 |
滝壷の先は、角を削られた岩の間を緩やかに水が流れ、崖から先は一気に落ちているようだ。
向かいに鉄塔が見える。この滝は国道から見えているのではないか。
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滝壷から先。 |
遊歩道へ戻って滝の上部へ行ってみた。
渓流へ出て見ると、水の流れていないゴロ岩部分を歩いて滝口まで行けそうだった。
覗きこむと、やっぱり段々の先は一気に落ちているみたい。う〜ん、全様を見たいな。
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大樽の滝の滝口から滝壷を覗きこむ。 |
ちょっと日がかげってきたので戻ることにした。
遊歩道から少しだけ先の様子を見てきてからもと来た道を引き返す。
今度来るときは4滝の上部に延びる道を歩き通してみたいな。
権現の滝まで戻り、軽食を取ることにした。右手を伸ばして滝の水をボトルに汲む。
すぐに一杯になったが、右半身は頭から足の先までずぶ濡れになってしまった。
頭を振りながら大きな岩の上に戻ってネルシャツの水飛沫を払う。
ズボンも濡れていたけどこれはすぐに乾く素材なので放っておく。
持って来た魚肉ソーセージと絹さやをバターで炒め、フランスパンもガーリックバターで焼いた。
これは、両方ともなべちゃんが山の上で作っていたメニューだ。
もらって食べたら美味しかったので真似をしようと思っていた。
小さいコッヘルに汲んだ滝の水を入れ、沸かしてコーヒーをドリップ。おいしい。
滝見のときも歩く距離がそこそこあるときは、山と変わらない荷物で歩くことにしている。
7月に赤石縦走をしたとき以来、常にこのくらいは背負って歩かないとな、と思うようになった。
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帰る山道、国道が見える場所。 |
午後4時過ぎ、駐車場に戻って帰り支度をしていると、あのじいちゃんが杖をついてやって来た。
わたしの車の前を通り過ぎ、西滝へ続く山道へ入っていった。大丈夫かなあ・・・。
まあ、じぶんちの庭みたいなものだろうし、毎日のように歩いているのかもしれないけれど。
おんちゃんを探したけど、家の中にいるのかいないのか、出てくる様子はなかった。
車でいったん国道を本川村へ向けて走らせ、あのカーブの橋の上を往復してみた。
剥き出しの崖が連なる部分を見るけど、水は見えるような、見えないような…。
車を降りて歩くのも面倒くさかったので、あきらめて帰路に着く。
前日の11月21日/程野、東滝・西滝へ
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